誰も(??)が夢見る「年末ジャンボ宝くじ」が11月24日より発売が開始されました。テレビCMをひっきりなしに展開していますよね。
「3億円当たったら、どうしよう!!」
「まず何から購入しようかな?」
頭の中で妄想してしまいますよね。
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そんな夢のある(??)「年末ジャンボ宝くじ」が当たった方々のインタビューが時々テレビで流れていたりします。当たることが偶然ではなく必然であったかのような印象の放送だったりすることもしばしばです。
宝くじの分類はジャンルでいうとギャンブルであるわけです。
ギャンブル である以上、当たる確率が過去のデータから計算できるわけでありますが、いったい当たる確率はどれくらいなものなのでしょうか。
1%もしくは2%ぐらいという声もあるかもしれません。
0.5%ぐらいと控えめな声もあることでしょう。
実際の確率は・・・
74ユニット * 100組 * 200000番 = 1480000000枚
2010年度に億万長者になれるくじの最大数= 444人
億万長者になれる可能性(一枚購入)= 0.00003 %
億万長者になれる可能性(十枚セット購入) = 0.0003 %
年末ジャンボ宝くじ10枚セット買った人10万人の内、億万長者になれる人は0.3人、年忘れラッキー3万円(74000枚)が当たるのは 50人(0.05 %)です。イメージとしては、青森市の人口がちょうど30万人弱ですから、青森市の全員が10枚セットを購入し、当たるのは1人とイメージです。
ちなみに、交通事故で死亡する確率と比較してみると・・
日本人10万人の内、年内歩行中に交通事故で死ぬ人は2.35人です。
今年の夏、金融庁はFX業者に対してレバレッジ規制を行ったわけであります。
平成19年~20年頃から、外国為替証拠金取引(以下、このページにおいて「FX取引」といいます。)では、取引の高レバレッジ化が目立つようになり、金融庁では
(1)
- 顧客保護 ロスカット・ルールが十分に機能せず、顧客が不測の損害を被るおそれ
- (2)
- 金融商品取引業者又は登録金融機関(以下、このページにおいて「業者等」といいます。) のリスク管理 顧客の損失が証拠金を上回ることにより、業者等の財務の健全性に影響が出るおそれ
- (3)
- 過当投機
の観点から問題があると考え、また、この頃には内外の金利差が縮小しており、一層の高レバレッジ化の進展が危惧されたこと等から、区分管理方法 の信託への一本化、ロスカット・ルールの整備・遵守の義務化と併せてFX取引全体を健全化に進ませる取組みとして、金融商品取引業等に関する内閣府令(以 下、このページにおいて「金商業等府令」といいます。)を改正し、取引の額(想定元本)の4%以上(施行(平成22年8月1日)後1年間は2% 、以下このページにおいて同じです。)の証拠金の預託を受けずに業者等が顧客にFX取引を行わせることが禁止されることとなりました。※1すなわち、平成22年8月1日から1年間はレバレッジの上限は50倍、平成23年8月1日以降は上限が25倍になりました。
上記にありますように、ようするに顧客保護のため高いレバレッジを規制したとのことですが、レバレッジを規制することがロスカットの確率がぐっと高くなったのも事実であります。
しかし、総務省が管轄する宝くじの規制はまったく行わないどころか、テレビCMまで本腰を入れて行っている状況であり、金融庁の主張と大きく食い違うわけであります。ネット上では、金融庁のレバレッジ規制は天下り先が理由であると主張しているサイトも多数あるわけですが、億万長者になれる確率と宝くじに投資する金額などを考慮しますと、まさしく投資家保護の観点から総務省管轄の宝くじ事業を規制対象とできなければ、FX のレバレッジ規制を正当化する主張が完全に崩れる結果となります。
このあたりの真意は私たちには分かりませんが、FXのレバレッジ規制には80%以上の反対があったと言われていますので、きっちりとした説明が必要であるのは間違いなさそうです。
ちなみに公営ギャンブルの管轄は以下となります。
- 競輪・オートレース (経済産業省)
- 競艇 (国交省)
- 競馬 (農水省)
- サッカーくじ (文科省)
- パチンコ・パチスロ (警察庁)
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